Q1 電気情報工学科を選んだ理由は?
私は小学生のころから理科が好きで、中でも電気にとても興味がありました。高校2年生のときに九州大学のオープンキャンパスに参加し、工学部電気情報工学科の研究内容を見学・体験しました。そのとき「自分も将来こういうことを学びたい」と強く感じたことが、本学科を選択した理由です。
Q2 どんな研究をしていますか?
1年生の間と2年生の前期までは他学部と合同で基礎的な授業を受けます。2年生の後期からは専門的な授業が増え、週に2回の実験も行うようになります。4年生になって研究室に配属されると、卒業論文に向けた研究と並行して大学院進学や就職といった進路に向けた活動も行うことになります。私は今、レーザーを用いてZnOナノワイヤを作製し、そのナノワイヤを応用して低消費電力の白色LEDや優れたセンサー素子を開発することを目標とした研究に取り組んでいます。省エネルギー社会を実現するために不可欠な要素の1つを作り出す研究ですので、やりがいを感じています。
Q3 学生生活の中で印象に残ったことは?
学校が終わった後はアルバイトをしたり友達とご飯を食べたりして過ごしています。アルバイトはお金を稼ぐこと以上に、勉強になることがたくさんあるので積極的に働くようにしています。休みの日にはソフトボールサークルで練習をしたり、飲み会をしたりして楽しんでいます。
Q4 今後、電気情報工学科を目指す人へのメッセージを。
電気情報工学科で学ぶ電気・通信・情報工学は、現在のIT社会を支えている技術であり、これから先のステップに進むためにも必要不可欠な技術です。これからの社会をより良いものにしていきたいという情熱がある方は、ぜひ電気情報工学科で学びましょう!
Q1 電気情報工学科を選んだ理由は?
世間でIT、ITと騒がれていたので、情報系の勉強をしておけば将来有利かも、とあまり深く考えずに選びました。
Q2 どんな研究をしていますか?
インターネットが普及して、何か分からないことがあったらまずgoogleかyahooで検索するのが一般的になったと思います。海外の人が観光中に福岡タワーを見つけて、「この建物なんだろう?」と思っても、名前がわからないので調べられません。そんなときにケータイのカメラでタワーを撮るだけで、福岡タワーだとわかったら便利ですよね? また、どこかのお店をカメラで撮ると、それだけでそのお店のお得情報がゲット出来たら嬉しいですよね? そんな感じの研究をやっています。
大学では研究という行為そのものを勉強できるので、研究ができるような仕事がしたいです。
Q3 学生生活の中で印象に残ったことは?
自分はバスケのサークルに所属していて、毎年春と冬にバスケの大会に出場しています。参加しているのは福岡県内の大学のサークルで、インターハイ出場者や県選抜に選ばれた選手もいて、高校時代は対戦することもできなかったような相手と一緒にバスケが出来て楽しいです。そんなレベルの高い選手に囲まれた中、4年生の春の大会で、前回優勝チームに勝利したことは大学生活1番の思い出です。
Q4 今後、電気情報工学科を目指す人へのメッセージを。
色々な研究室で色々な研究をやっているので、どれにも全く興味がわかない、ということはないと思います。この学科に興味がある人なら入って損はないと思うので、軽い気持ちで目指してみてください。
Q1 電気情報工学科を選んだ理由は?
高校生の時に文部科学省の主催するICTスクール(現在は終了)というセミナーに参加し、グループでの簡単なソフトウェア開発を経験したことで、情報技術について深く学びたいと思うようになり現在の専攻を選ぶに至りました。
Q2 どんな研究をしていますか?
PC上で手書き文字、音声を識別するといったデータ分類の基礎になる技術、天気予報や株の騰落予測を行う過去の情報からの機械学習といった分野について研究を行っています。特に文字の識別などは人間には簡単にできることでも機械にどう認識させるかという難しさは容易に想像できるのではないでしょうか。その分、様々な手法があり研究のしがいもある分野だと言えると思います。
Q3 学生生活の中で印象に残ったことは?
私はバンドサークルに所属していますが、特に盛り上がるのは文化祭です。やはり1年に1度のイベントなのでかなり前から企画考案、会場の設営、広告の作成などのさまざまな準備に追われます。会場の設営は専門の機材をレンタルして本格的なものを組むので苦労する分、素晴らしいステージを作れています。
Q4 今後、電気情報工学科を目指す人へのメッセージを。
電気情報工学科は情報理論から回路、物性など幅広いことを学ぶことができます。もし一つでも興味がある分野があれば、それに付随してより広く、深く学ぶことのできる楽しい学科なので是非一緒にこの世界を共有しましょう。
みなさん、こんにちは。
私は2003年に電気情報工学科を卒業した後、2005年に情報工学専攻の修士課程を修了し、(株)デンソーに入社しました。教育期間を経て今の職場に配属となりましたが、それからずっと車載通信ソフトウェアの設計/開発に従事しています。もしかすると、みなさんが乗られている車の中で、私の設計したソフトウェアが動いているかもしれませんね。
そんな私ですが、今でも学生のみなさんと直接お話することがあります。そんなとき、「大学で学んだことは、仕事で役に立ちますか?」という質問をよく受けます。私の答えは”Yes”です。
仕事とは「答えのない問題に立ち向かい、上司や同僚と協力しながら解決していく」ことであると思います。大学には、そのためのエッセンスを身に付ける機会がふんだんに準備されています。講義を受身で受講しているだけだと、得られるものは少ないかもしれません。教わったことに対して自分なりに「なぜだろう」と考えてみたり、研究テーマについて先生や先輩と積極的に議論していくことで、将来につながる経験を積むことができます。
電気情報工学科には、みなさんをステップアップさせてくれる素晴らしい授業、スタッフ、仲間が揃っています。恵まれた環境を大いに活用して考える力とコミュニケーション力を養い、みなさんにとってかけがいのない財産にしてください。
みなさまこんにちは。私は九州大学で電気、電子、情報、光といった分野を学び、現在トヨタ自動車にて工場の品質管理業務を行っています。今の仕事には電気以外にも機械や化学、統計学など様々な知識が求められ、就職しても勉強することばかりですが、大学で学んだ電気や情報処理のスキルは現在も役立っており、どの業界でも必要とされる能力ではないかと思います。
また、大学ではサークルやバイト、学会などの場で、高校の頃よりもぐっと多くの人と接する機会が増えます。九州大学には文系・理系それぞれ多くの学科があり、それぞれの学科で全国の優秀な学生が集まるので、他の大学以上に幅広い人材と接することができます。私は大学で学ぶべきこととして、“ある分野の専門知識を身につけ、その分野のスペシャリストとなること”、“いろいろな分野のスペシャリストとコミュニケーションを取ることで自分の考えの幅を広げること”のふたつが大事なことだと思っており、大学・大学院の6年間でそういった経験を積むことができたのは非常に良かったと思っています。九州大学には学問を深く学ぶ環境、そして多くの人とふれあい自身が成長する機会が多い環境があることを、これから大学を目指す方に少しだけでも知っていただけたら幸いです。